塗料で差が出る外壁塗装!後悔しない塗料の選び方

はじめに

皆様は外壁塗装のお見積りを見たことはありますか?
定期的なメンテナンスをしてるから何度も見ているよという方もいれば、塗装はしていないけど検討はしているので見たことはあるという方や、見たこともないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
複数の施工店からお見積りを比較したり、同じ施工店からグレードの違うお見積りを複数もらったりすると、同じ外壁塗装でも金額に差が出てきますよね。
以前の記事にも書かせていただきましたが、値段の差が大きく出る所は塗料の質としそれに伴う値段の差です。
お見積りをみても、塗料のグレードという分け方はあっても職人や足場のグレードはありませんよね?差が付くのは㎡ごとの値段が変わる塗料なのです。

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値段の差が出るお見積りのツボである『塗料』をしっかりと理解して、お家のメンテナンスを検討してみてはいかがでしょうか!

 

塗料を選ぶ前に知っておきたいこと

外壁のメンテナンスをする目安は、おおよそ10年程度とされています。屋根と一緒に塗装する場合も多く、その場合の金額は100万円を優に超えていきます。
大金を払うわけですから、失敗したくない・後悔したくないと考えるのは当然ですよね。そんな外壁塗装の失敗を回避するためには、塗料選びが大切なポイントとなります。
そして、塗料を選ぶ前に最低限知っておいて欲しいのが、外壁の種類や周辺環境です。
次のメンテナンス時期まで長い間ともに過ごすことになる外壁ですから、安易に塗料を決めてしまう前にしっかりと確認しておきましょう。

 

外壁の種類を知ろう

外壁の種類(外壁材)には、モルタル・サイディング・コンクリートなどさまざまな種類があり、外壁材によって合う塗料があります。どんなに高額で機能性の高い塗料を使ったとしても、家の外壁に合っていなければ、考えていた通りの耐久性や効果を発揮できません。
まずは、大切な家の外壁がどんな外壁材でできているのか確認しておきましょう。
もしも自分ではよくわからなかったり、部分的に違う外壁だったりする場合には実際に現場に調査をしにきた業者に聞いてみましょう。専門の業者であれば即答出来て当然の質問です。ここで曖昧な返事をする業者では話になりません。

周辺環境も重要な判断材料に

お家の周辺環境も塗料を選ぶ際の重要な判断材料になります。
海が近く潮風が当たる地域、雨が多く湿気も気になる地域など、天候や地域の環境は外壁塗装に大きく影響するポイントです。
家の周辺環境に適した塗料を選び、長く外壁塗装の効果を保てるようにしましょう。

 

外壁塗装の塗料の種類と価格相場や耐用年数

家の外壁の種類や周辺環境を確認したら、次は塗料について確認しておきましょう。
市場に出ている塗料は非常に種類が多いで、よく施工に使用される代表的な種類をご紹介していきます。

塗料の種類

アクリル塗料

アクリル塗料は、アクリル樹脂が主な成分で重ね塗りしやすいのが特徴です。発色がよく、光沢もあるため車や家電の上塗りにも使用されています。
価格帯もさまざまな塗料の中で一番安価で、耐用年数が短いため早期メンテンナスが必要となります。

 

シリコン塗料

シリコン樹脂が主な成分のシリコン塗料です。
コストパフォーマンスの面でも耐久性の面でもバランスのいい塗料とされ、人気の高い塗料です。透湿性に優れ、結露しにくいのも人気の理由とされています。

 

フッ素系塗料

フッ素塗料は、フッ素樹脂が主な成分で耐熱性や耐寒性に優れ、さまざまな気候にも対応できるのが特徴です。
耐用年数も長いのですが、その分価格が高いのも特徴です。

 

ウレタン塗料

ウレタン樹脂が主成分で、やわらかく密着性に優れたウレタン塗料。
細かい部分や曲がった面にも対応できるため、複雑な形の外壁にも使われます。硬度があること、剥がれにくいことのほかに、光沢感も特徴のひとつです。

 

ラジカル塗料

ラジカル塗料は塗料が劣化する成分であるラジカルを抑制することで、チョーキング現象などの劣化を抑制してくれる比較的新しい塗料です。シリコン塗料と同等もしくはそれ以上のグレードとして、こちらも人気の塗料になります。

 

セラミック塗料

硬い成分であるセラミックが配合された塗料がセラミック塗料です。
セラミックビーズを配合して断熱性と遮熱性を高めているもの、親水性が高く汚れにくいもの、陶磁器の材料を吹き付け大理石のようなデザインにできるものの3つのタイプがあります。
セラミックが配合された合成樹脂塗料の種類によって耐用年数が変わるのが特徴です。

 

無機塗料

無機塗料は、ガラスのように硬い塗膜が特徴で、フッ素塗料と同じく頑丈です。
フッ素やシリコンは劣化の原因である有機物でできていますが、無機塗料は無機物でできているため汚れが付着しにくい特徴があります。耐用年数も最高級の塗料なので長期間お家の外壁を守ってくれます。
また、燃えにくい性質と光沢が長持ちする性質があることも特徴のひとつです。
ただ、硬すぎるがためにひび割れが起きやすく、耐久性が高く次の塗装が20年後くらいになるため、いつまでも綺麗な外壁をキープできるかは、職人の腕が非常に重要になる塗料とも言えます。

 

ナノテク塗料

代表的な塗料ではありませんが、少しご紹介。アクリルシリコン樹脂が配合された水性塗料であるナノテク塗料。
合成樹脂は石油系原料で作られており、CO2の排出量が懸念される材料でした。
合成樹脂を最小限に抑え、CO2の削減とシックハウス対策に有効な塗料として開発されました。
防火性に優れ、親水性と防カビ性も高いため、耐用年数が長いのが特徴です。
しかし、ナノテク塗料を取り扱う塗装業者は多くないため、この塗料で塗装できる業者を探すのは、なかなか大変になるかもしれません。

 

光触媒塗料

ナノテク塗料程ではありませんがこちらも珍しい部類になるかもしれません。
光触媒塗料は、白い顔料の酸化チタンを利用した塗料。紫外線と酸化チタンが反応することで、外壁に付着した汚れを分解するとされています。
親水性が高く、雨水で汚れを流す効果もあり耐用年数も長め。外壁塗装に使用される塗料の中ではかなり高価な塗料とされます。
ただし、紫外線が当たりにくい場所にある建物とは相性が良くない場合もあり、専門の業者とよく相談する必要があります。

 

塗料の価格相場と耐用年数

塗料 価格単価 耐用年数
アクリル塗料  1,000~1,600 (円/㎡) 3~8年
シリコン塗料  2,000~3,000 (円/㎡) 7~15年
ウレタン塗料  1,700~2,500 (円/㎡) 5~10年
フッ素塗料  3,500~4,800 (円/㎡) 12~20年
ラジカル塗料  2,500~3,500 (円/㎡) 8~16年
セラミック塗料  2,300~4,500 (円/㎡) 10~20年
無機塗料  4,500~5,800 (円/㎡) 10~25年
ナノテク塗料  2,400~5,500 (円/㎡) 10~15年
光触媒塗料  3,800~5,500 (円/㎡) 10~20年

価格や耐用年数はあくまでも目安です。
価格は業者、耐用年数は周辺環境で変わっていきますので、参考として把握しておきましょう。

 

塗料の選び方

実際に塗料を選ぶときの希望をもとに、選び方を5つご紹介します。
選ぶ塗料によって、効果や次回のメンテナンスまでの期間が変わってきますので、どんな外壁にしたいか大まかにでも考えておくと良いでしょう。価格帯もあわせて考えながら、最適な塗料を選びましょう。

外壁を長持ちさせたい

とにかく長持ちさせたいと考えているなら、無機塗料などの耐用年数の長い塗料がおすすめです。
ただ、塗膜が硬いフッ素塗料や無機塗料は、シリコン塗料のような柔軟性に欠けるのがデメリットで、ひび割れに気を付けなければなりません。
外壁との相性が悪い場合もひび割れのリスクが高まるため、家の外壁と相性がよい塗料を専門の業者と相談して選ぶのが良いでしょう。

 

とにかく安くしたい

とにかく安価で外壁塗装したいと考えるなら、アクリル塗料やウレタン塗料がよいでしょう。
耐用年数が短いのが特徴なので、次のメンテナンスが必要ない場合や頻繁に外壁塗装を行う予定がある場合におすすめです。
ただし、短いスパンで何度も外壁の塗装をすれば当然高くつきますので、長い目で見れば決して安くはないのかもしれません。正確にはとにかく(今!)安くしたい方向けですね。
また、費用対効果が高いとされる塗料をメインに扱っている外壁塗装業者の場合、アクリルやウレタンの塗料を扱っていない場合も考えられます。とにかく安く済ませたいなど事情を説明して、アクリル塗料やウレタン塗料を使用してくれる業者を選ぶ必要があるかもしれません。

 

費用を押させつつも外壁の保護はしっかりやりたい

費用はある程度抑えながら効果の高い塗料といえば、シリコン塗料やラジカル塗料がおすすめです。
コストパフォーマンスの面と耐久性や効果を考えるとしたら、耐用年数が10年程度なシリコン塗料やラジカル塗料が最適といえるでしょう。

 

外壁が汚れにくいようにして欲しい

外壁の保護機能と同じくらい美観を保ちたいという方におすすめなのは、親水性の高い塗料です。
例えば、フッ素塗料・セラミック塗料・ナノテク塗料などがあげられます。これらの塗料は、塗膜についた汚れの間に水分が入り込みやすく、雨水によって汚れを洗い流すことができます。
このように親水性の高い塗料は、低汚染型塗料とも呼ばれ、外壁を汚れから守りたい場合におすすめです。

 

潮風に強いもの(塩害対策)にしたい

潮風が当たる海沿いの家の外壁の場合に心配になるのが、塩害です。海水の塩分が風によって運ばれ、外壁についてしまい塗料の劣化を早めてしまうのが理由のひとつです。
潮風から外壁を守るなら、塗膜が丈夫な塗料を選ぶ必要があります。フッ素塗料や無機塗料、アクリルシリコン樹脂系塗料など塗膜が丈夫で耐久性の高いものがおすすめです。

 

まとめ

皆様いかがでしたでしょうか?塗料選びは、外壁塗装の大切な第一歩です。
外壁や周辺環境を理解し、予算を考えつつ、耐用年数など塗料の特徴をしっかりと理解した上で選ぶことが重要です。
外壁塗装は家を守るために必要な大切なメンテナンス。
後悔しないためにも、焦りやいい加減な判断は禁物!大切な家にあった塗料選びを心がけましょう。

 

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塗料についても国家資格を有する知識のある専門の担当者が、お客様のお家に適するものの中からお客様の希望に沿うものを選択し、ご提案させていただきます。ご質問やご不明点のご相談には、納得がいくまで対応させていただきます。
また、塗装の場合にはお客様に複数のグレードを比較していただくため、各グレードの塗料でのお見積りを提示いたします。

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