現調写真です。屋根には苔がたくさんついていますね。屋根は外壁よりも雨風に当たりますから、
当然傷む速度も外壁より早いです。
放っておくと防水機能が低下し、雨漏りの原因になりますので塗装時期になりましたら施工されるのが望ましいです。
シーリングは、温度や湿度の変化に対応し、建物の動きに追従するような弾力性を持った材料ですが、
永久に防水性能が機能するわけではありません。
痩せたシーリングをそのままにしておくと、さらに劣化が進み、ヒビ割れが発生し
サイディングボードとシーリングの間に隙間ができ、雨水が侵入する原因になります。
しっかりとキレイな養生をすることで、塗装にまつわる汚れを防止するとともに、
塗装そのものの出来栄えを向上させることにも役立ちます。
下塗りと呼ばれるのは、シーラー・プライマーとも言われている下地強化塗料です。
上に塗料を綺麗に付着させるために欠かせません。
中塗りと上塗りは上塗材が使われますが、2回上塗りが必要なのは塗膜に厚みをもたせ強固な壁を作るためです。
中塗りと同じものを塗り、仕上げとして塗りムラや厚みをつけ、より性能を高めます。
下処理を十分に行ったうえで、上塗りを規定内の希釈率で2回塗りすることにより、
はじめてその塗料の持つ耐久性が確保できます。
付帯部塗装は基本的に下塗り1回、上塗り1回です。
錆がひどい鉄部に関しては、錆止めを塗ってから
中塗り・上塗りを行っていくこともあります。
こちらも手抜きをすることなく丁寧に施工していきます。
●検査写真
外壁 1階 日本ペイント ファインパーフェクトトップ ラジカル制御型
2階 関西ペイント アレスダイナミックトップ ラジカル制御型
屋根 日本ペイント ファインパーフェクトベスト ラジカル制御型
付帯部 日本ペイント ファインパーフェクトトップ ラジカル制御型
バルコニー トップコート
シーリング 変性シリコンノンブリード