チョーキング現象が起こったという事は、塗膜が劣化してしまっているので、
そろそろ外壁を再塗装しなければならないという目安として考えましょう。
高圧洗浄の必要性をお化粧で例えると、洗顔しないで化粧品を顔に塗ると
化粧ノリが悪くなります。顔に油やほこりが付いたままでは、
ファンデーションは浮いてきてしまいます。
外壁・屋根塗装も同じで、高圧洗浄で苔やカビなどの
汚れを洗い流してあげないと、塗料がうまく密着しません。
しっかりとキレイな養生をすることで、塗装にまつわる汚れを防止するとともに、
塗装そのものの出来栄えを向上させることにも役立ちます。
下塗材は、上塗材の密着力を上げたり、壁を保護する役割を果たしています。
サイディングボードで1番ひび割れが発生してしまうのは、開口部の角部分です。
角部分はどうしても弱くなってしまうので、建物に負荷がかかった際に
力が逃げてしまいひび割れを作ってしまいます。
表面に薄っすら発生しているヘアクラックの場合は、
サイディングの裏側まで貫通していませんので、補修の必要はありません。
また、名刺の厚みが挟まるひびの場合は、サイディングの裏側まで
貫通している恐れがありますので、補修が必要となります。
そして、窯業系サイディングのひび割れには、コーキング充填にて補修を行います。
中塗りと同じものを塗り、仕上げとして塗りムラや厚みをつけ、美観性と耐候性を高めます。
下処理を十分に行ったうえで、上塗りを規定内の希釈率で2回塗りすることにより、
はじめてその塗料の持つ耐久性が確保できます。
塗装は3回が基本的な回数ですが、4回や5回という場合があります。
これは単に多ければ多いほど良いというより
・屋根の痛み具合によって下塗りを2回行う場合がある。
・塗料の種類によって、規定の塗り回数が3回や4回と決まっている。
・断熱効果や耐久性を高めるため
など
屋根の状態や使用する塗料によって違いが出るようです。
近年では熱反射率の高い特殊顔料を使用することで、
屋根材の温度を15℃~20℃下げる効果のある遮熱塗料も普及してきており、
高耐久化とともに室内の温度上昇を抑え、エアコン効率を上げるなど
付加価値の大きい塗料も目立ち始めてきました。
上塗りは2回塗ることによってはじめて適正な膜厚が確保され効果を発揮することができます。
工程上では「上塗り1回目」「上塗り2回目」や「中塗り」「上塗り」と表現されます。
バルコニー雨漏り改修工事です。
新しい木材を、寸法を測りカットしてキッチリと貼り付けます。
その上にガラスマット(補強材)を貼ります。写真はありませんが
樹脂を流しいれ、空気を抜きながらガラスマットに塗布してきます。
樹脂が硬化した後、トップコート(保護仕上げ材)を
塗布していきます。
軒天、雨樋、破風、鼻隠し、笠木、雨戸・戸袋、
水切り、シャッター、配管などが付帯になります。
付帯部は、素材が木製や鉄製、塩化ビニール製など様々ですが、
塗装することで家の寿命を延ばすことにつながります。
●検査写真
●完工