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外装リフォーム 成功マニュアル②~傷・劣化のチェックポイント~

わが家の外壁はどんな素材でできている?

外装の修繕時期を知る 外壁編

外壁の資材は種類豊富。
まずは、家の外壁に使用されている素材の性質を理解することからスタートしましょう。

金属サイディングボード

金属サイディングボード

スチールやアルミニウムなどの金属鋼板のこと。

デザイン性・耐久性に優れた表面材(金属板)と断熱性・防火性に優れた裏打ち材によって形成され、軽くて耐久性に優れる。
美観維持、防カビンのために10~15年で要再塗装。塗膜を傷めてしまった場合はすぐに処置が必要です。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

赤サビ

赤サビ

表面材の塗膜が傷ついてしまったところから発生する「赤サビ」。

表面は特殊なメッキ加工がされていますが、中身は鉄の板のようなもので錆びてしまいます。
外壁にものをぶつけないように注意が必要。

窯業系サイディングボード

窯業系サイディングボード

セメント質と繊維質を主な原料として板状に形成した素材。
タイル目、レンガ調などデザインが豊富で最近よく使用されています。


基材は吸水性があり、防水機能は塗膜に頼っているため、塗膜の劣化を放置すると建物の構造に大きなダメージを与える可能性も。

塗装目安7〜8年

こんな症状に注意

シーリングの劣化

シーリングの劣化

サイディングの場合、目地のシーリングがひび割れしたり痩せて空間が空く

そのほか

ボードの反り、チョーキング、紫外線による褪色、爆裂(寒冷地)など

モルタル

モルタル

セメントと石灰や砂を混ぜて水で練った素材。

施工が容易でコストが安いため、新築時の最もポピュラーな吹き付け仕上げ剤として使用されていました。
強度が強く耐火性に優れますが、防水性能が低くなると急激に劣化が進み、ヒビ割れが発生します。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

モルタルの剥離

モルタルの剥離

塗装した膜が膨れたりする症状。劣化による付着力の低下が原因

カビ・コケの発生

カビ・コケの発生

外壁のコケを放置するとカビに。外壁の劣化や汚れを付着させる原因になります

ALC

ALC

コンクリートを軽量気泡化した外壁材。

断熱性、耐火性、耐久性に優れ、マンションなどに多くみられます。
塗装が劣化したままだと防水性が乏しいため、内部からボロボロに。
手遅れになると、下地補修からの復旧が必要となるので早めの再塗装が重要。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

チョーキング

チョーキング

外壁を手でこすると白い粉が付く症状。顔料が劣化して粉状になります

紫外線による褪色

紫外線による褪色

日当たりのよい個所を見ると当初の外壁色が変褪色している症状

コンクリート壁

コンクリート壁

水とセメント、砂、砂利を混ぜたコンクリートは、最も強度のある外壁材。

しかし、経年劣化で防水効果が劣化すると、コンクリートの内部に水がしみ込み、
専門的な改修が必要となるケースがあるので注意しましょう。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

クラック

クラック

塗膜の効果や下地素材(躯体)が割れて起こる大小のヒビ割れのこと

鉄筋爆裂

クラックや打ち継ぎ目地などから雨水、炭酸ガスなどが侵入して、中性化が進行。
内部の鉄筋を腐食して爆裂を発生させます。

トタン張り

トタン張り

外壁に使用されているトタンは、「プリント」と言われる木目調の塗装をされたものが多く、築30年以上の建物に多く使用されています。

金属素材のため、防水性が抜群で耐久性にも優れているのが特徴。
現在は外壁に使用されることはほとんどありません。

塗装目安7~8年

こんな症状に注意

反り

反り

チョーキングにより、水をはじかず吸収したボードが表面から乾いて反る現象

白サビ

海の近くや、高温多湿な状況下で起きやすい現象で、白い斑点が外壁に表れる。
これは、トタンの表面メッキに含まれる亜鉛が酸化して表面に出てきたもの。
かなり美観が損なわれるので注意したい。

定期的に水などで洗い流すと防止策になります。

羽目板

羽目板

木材は乾燥収縮等が起こり、割れが生じる可能性があるため、厚みのある材料を使用することが大切。

板の重ね部分が不十分だとつなぎ目から雨水が入り込むこともあり、外壁の変化を注視しながら、
しっかりとしたメンテナンスが必要になります。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

変色

変色

屋外の木材は、紫外線と雨によりシルバーグレーに変色します

腐食

木材は微生物の餌となる成分で構成されるため、水分、温度、酸素の条件が揃えば、木材腐朽菌やカビなどが繁殖して生物汚染が生じる。

寒さや直射日光に強い担子菌が原因で、乾漆の変化が激しい場所や寒暖差の大きい場所でもよく生育・繁殖します。

必ずプロに診断してもらおう!

「症状が出てきたので、時期なのかな」と思ったら、まずは近くのリフォーム会社へ。

屋根・外壁・付帯部をしっかり時間をかけて診断してもらおう。できるだけ一緒に確認し、気になっている部分などを伝える。
また、屋根は目視では、届かないところだからこそ重要。

素材の劣化状況・割れなどを外装リフォームのプロに点検してもらおう。

 

外壁と屋根の同時リフォームで耐久性アップ

外装の修繕時期を知る 屋根編

外壁と同時に、直射日光や雨風にさらされている屋根。
劣化に気が付きにくい分、早めの対応が必要だ。

スレート系(カラーベスト)

スレート系(カラーベスト)

代表的な屋根のひとつで、伊資質の薄い板を使用。

劣化すると表面の割れや反り、屋根面の接合部の下地の腐食、板金を止めている釘の浮きが起こり始める。
10年以上経つと汚れやコケが付いたり、色あせも目立つようになるので、内部に腐食がないか点検をしてもらおう。

点検目安7~8年

こんな症状に注意

色あせ

色あせ

スレート系屋根材の色あせは赤信号。天井裏の雨染みは屋根が傷んでいる証拠。

割れ

色あせがさらに劣化するとヒビ割れや破損につながることがある。
コケやカビが生えている屋根をよく目にするが、これが割れの原因に。
スレート屋根材の劣化を放置し、そこに力が加わると割れて雨漏りが発生する。

セメント系

セメント系

セメント瓦と、セメントと川砂を1対2~3の割合で混ぜたモルタルを、型に入れて形成し塗装したもの。

紫外線・風雨・温度変化などで塗膜の劣化が進行すると、素材のセメントの劣化も早くなるので、
もろくなる前に定期的なメンテナンスをおすすめする。

点検目安10~15年

こんな症状に注意

色あせ

色あせ

セメント系の屋根材は色あせを起こすため、定期的な塗装が必要。

ズレ

瓦がずれていると、建物の中に雨水が侵入しやすい。
放置すると躯体を傷め、建物の寿命を縮めてしまう。

割れ

塗膜が剥がれ表面に骨材が現れた状態は、もろく少しの力で割れてしまう。
ここが雨漏りの原因に。

粘土系(瓦)

粘土系(瓦)

寿命が長く、色落ちがほとんどない粘土瓦。
汚れがひどい場合は洗うか、部分的に交換するかを検討する。

ズレや浮きがあれば、瓦を固定している屋根面の接合部の漆喰が崩れている可能性あり。
コケや雑草を放置すると根から雨水を屋根に引き込む原因になる。

点検目安20~30年

こんな症状に注意

ヒビ・コケ

ヒビ・コケ

瓦の表面に細かいヒビが入った現象を貫入という。小さなものは問題ない。

ズレ

ズレ

漆喰が剥がれ、瓦が固定されていない。
少しの衝撃で瓦が落ちる危険な状態。

金属系(銅板)

金属系(銅板)

さびにくい金属として古くから使われている、最も安くて経済的な屋根材。
銅は緑青(ろくしょう)が出て、緑色に変色すれば、それ以降長期にわたって使用できる。

接する素材との組み合わせで劣化が早くなると言われているので注意が必要。

点検目安10~20年

こんな症状に注意

サビ

サビ

一度さびてしまうと、健全な部分にもサビが浸食。
最後は穴が開いてしまう。

浮き

劣化すると板金を止めている久木野浮きや屋根材の割れ、粗利が起こる。
浮きを放置すると水分が浸み込む。
台風や強風の後は、浮き上がったりガタついているところがないか、しっかりと点検してもらおう。

症状や対処法がさまざまな付帯部を知る

外装の修繕時期を知る 付帯部編

屋根や外壁と同じく紫外線や雨風にさらされている「雨どい」や
「ベランダ」などの付帯部のメンテナンスもお忘れなく。

雨どい

雨どい

一般的に普及している雨どいはほとんどが塩化ビニール樹脂製か、
少し耐久性を上げた合成樹脂製で、耐久年数はおよそ20年。

雨どいの外側に塗装を行うことで美観性の向上や保護ができる。
その場合、ケレン作業を行い、密着性を高めた上で弱溶剤系塗料を2回塗装する。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

剥がれ

経年劣化により塗装が剥げ、粉をふいたような状態になる。
雨どいの外側に塗装を行うことで美観性の向上や保護ができる。
雨どいの内側は塗装ができないため、劣化した場合は交換が必要となる。

詰まり

草やゴミがたまると詰まる。ゴミ詰まりが起きる場所は、
屋根から落ちた雨水が集まる集水器が最も多い。

歪み

歪みや割れは塗装で解決できない。
雨を受ける機能を発揮しなくなったときは、交換を行う必要がある。

ベランダ

ベランダ

バルコニーやベランダ、屋上は雨が直接入るため、雨漏りや老朽化が起きやすい場所。
塗料を塗ることで保護効果はあるが、防水効果までは期待できない。

これらの場所には、美観性より防水機能を備える必要がある。
施工するなら、費用対効果の高いFRP防水がおすすめ。

塗装目安7~8年

こんな症状に注意

剥がれ

表面のグレーの塗料は、トップコートや保護塗料と呼ばれ、FRP防水層を守るためのもの。
塗膜のヒビ割れや剥がれによって、すぐに雨漏りすることはない。
ただし、FRP防水層自体が割れてしまった場合は水が入り込む恐れがある。

詰まり

ベランダの排水溝廻りを放っておくと、砂埃や枯葉などが詰まる原因に。
定期的にゴミなどを取り除く必要がある。
落ち葉などを取り除いた後は、一度バケツやホースなどで水を流し、細かい汚れも取り除いておこう。

鉄部

鉄部

トタンや鉄骨、庇などの鉄部を塗り替える際に行われるケレン作業。

ケレンとは、サンドペーパーや電動工具で、汚れやサビを落とす作業のこと。
ケレンが不十分だと、塗料がうまく密着せず、後で塗装が剥がれてしまうこともある。
ケレンが済んだら、さび止め塗料を塗るのが基本。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

サビ

サビ

鉄部は外壁よりも耐久寿命が短く、放っておくとどんどん腐食が進行するので、
劣化の初期段階で塗装が必要。

破損

鉄部のサビが進行し、破損を起こしてしまうと美観を損ねるだけでなく、強度や安全性も低下する。
事故につながる恐れもあるため、早急な対応が必要だ。

木部

木部

 

他の部材に比べると劣化が早い木部。
外部に面している木部は、定期的な塗り替えが必要だ。

施工は、汚れや塗膜をサンドペーパーなどで削り落とした後、木材保護塗料を塗布。
防腐剤が入り木目も残る「キシラデコール」や既存の木目を完全に隠す「ガードラックアクア」などの塗料がある。

塗装目安10~15年

こんな症状に注意

剥がれ

木の性質は、水分を吸ったり出したりしながら収縮する。
そのため、他の部位に比べて劣化が早い。塗料の剥がれは劣化のサイン。

美観性だけでなく木部自体の保護のために、定期的なメンテナンス(塗装)を行おう。

腐食

湿気や雨水が腐食の原因に。
また、紫外線などのダメージを繰り返し受けることも腐食につながる。

症状が進行すると住まいが内部から腐ってしまい、場所によってはシロアリの原因にもなってしまうので注意が必要だ。

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