超低汚染リファインMF-IR
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水性形二液低汚染遮熱無機成分配合フッ素系上塗剤
建物をいつまでも美しく。
そんな思いを叶える超低汚染無機成分配合フッ素塗料「超低汚染リファインMF-IR」
無機成分の配合により業界最高水準の汚れにくさを実現した「超低汚染性」
従来のフッ素塗料を凌ぐ「超耐候性」など優れた機能を発揮。
美観を保つために必要な機能全てを有する塗料です。
美観を損なう(塗膜の汚れ・劣化)要因
屋根・外壁に付着したホコリ・排気ガス・カビ・藻などの汚れは美観を損なわせる要因の1つです。
また、太陽光中の紫外線や熱(近赤外線)は、塗膜の劣化要因となり、艶引け・色あせなど美観の損失を引き起こします。
このように、屋根や外壁は美観を損なう要因に、常に曝され続けています。
美観を長期間保つために生まれた
無機成分配合フッ素塗料「超低汚染リファインMF-IR」
超低汚染リファインMF-IRの特長は、汚れの付着を防ぎ屋根・外壁の美観を長期間保持する「超低汚染性」、紫外線への耐性が高いフッ素樹脂に無機成分を配合したことによる「超耐候性」、特殊遮熱無機顔料による「遮熱性」、熱の吸収要因となる汚れが付着しにくいことによる「遮熱保持性」など、屋根・外壁の美観を損なう要因に対して強い耐性を発揮する機能を備えている点にあります。
美観を長期期間保つためのあらゆる機能を有する塗料、それが「超低汚染リファインMF-IR」なのです。
超低汚染リファインMF-IRの特長
①超低汚染性
超親水塗膜のため、他塗料を凌ぐ圧倒的な‘超‘低汚染性を発揮。建物へ汚れが定着するのを長期に渡り防ぎます。
② 超耐候性
期待耐用年数は20~24年相当。
従来のフッ素塗料を凌ぐ高い耐候性で、塗膜の艶引け・色あせなどの劣化を防ぎます。
③遮熱性
特殊遮熱無機顔料の使用により、優れた遮熱効果を発揮。
室内の温度上昇を抑える※だけでなく、塗膜の熱劣化も抑制します。
※建物構造、断熱構造、開口部(ガラス窓等)の大きさ・数によって温度変化の程度に差が出ます。
④遮熱保持性
熱を吸収する要因である汚れが定着しにくいため、長期に渡り遮熱効果を持続します。
美観を長期間保つためには、あらゆる機能を
備えた複合型高機能塗料を使う必要があります。
高機能塗料の特徴と課題
変性無機塗料や光触媒塗料などの、高機能塗料は1つの機能に特化しているものが多く、メリットが大きい分、弱点があるのも事実です。
塗料の性能によっては耐汚染性が低いと汚れが定着したり、耐候性が低いと艶引けや色あせなどが発生し塗膜本来の役割が果たされないことも。
超低汚染リファインMF-IRは美観保持に必要な、「高耐候性」「低汚染性」「遮熱性」「遮熱保持性」など
全ての機能を有し、塗膜の劣化要因を最大限防ぐ塗料として誕生しました。
高機能塗料の特長を掛け合わせた複合型高機能塗料「超低汚染リファインMF-IR」
超低汚染性
超親水性を持つ塗膜が塗りたての美しさを長期間保持する
超低汚染リファインMF-IRは特殊強化剤(無機成分)を配合することにより、超親水性(水が馴染みやすい性質)に富んだ塗膜を形成する塗料です。
超親水性を有するため、汚れが付着してもその汚れを雨水が洗い流し、屋根・屋外の美観を長期間保持します。
※親水性が発現するまでに2~3か月程要します。
超低汚染性を有する理由①
フッ素樹脂の表面に無機成分(特殊強化剤)を固着
一般的なフッ素樹脂は耐候性に優れるものの静電気を帯びやすく、汚れが付着しやすいのが弱点でした。
超低汚染リファインMF-IRに使用しているフッ素樹脂は表面に無機成分を固着させたことにより、帯電性の低い親水性の塗膜を形成するため、塗膜に汚れが付着するのを防ぎます。
超低汚染性を有する理由②
無機成分(特殊強化剤)の持つ超親水性
無機成分(特殊強化剤)が持つ極めて優れた親水性(水がなじみやすい性質)により、塗膜に付着した汚れと塗膜の間に雨水が入り、汚れを洗い流すことで塗膜に汚れが定着するのを防ぎます。
汚染性比較試験
防汚材料評価促進試験(Ⅰ)※1
塗膜表面をカーボンブラック分散水(排ガスの成分)にて汚染させた後、水で洗浄し、汚染前と洗浄後の明度の差を計測しました。その結果、超低汚染リファインMF-IRは他社の塗料と比較し、明度の低下が非常に小さく、低汚染性に優れていることが確認されました。
さらに、カビや藻の発生を抑え、長期間の美観保持に貢献
「JIS Z 2911かび抵抗性試験」および「藻抵抗性試験※社内試験による」に合格。
美観保持力の向上につながるとともに、アレルギーの原因にもなるかびを抑制する、人体にも優しい塗料です。
超耐候性
優れた超低汚染性を備えながら、従来のフッ素塗料を凌ぐ超耐候性を実現
促進耐候性試験(キセノンランプ式)において、6000時間が経過した後も光沢保持率80%以上を保持(耐用年数20~24年相当)。
塗料の劣化要因である紫外線・雨・熱に対して、従来のフッ素塗料を凌ぐ高い耐候性を発揮します。
※あくまで試験環境下における実測値であり、耐候性を保証するものではありません。実際の自然暴露環境下では、下地の状態、施工方法、気象条件により耐候性は異なる場合があります。
超耐候性を有する理由①
完全交互型フッ素樹脂の採用+無機成分の固着
超低汚染リファインMF-IRは、フッ素樹脂が規則的に交互列を作る「完全交互結合型フッ素樹脂」を採用。交互性の低い一般的なフッ素樹脂は劣化しやすい結合箇所があり、紫外線により破壊・劣化が進行します。対して完全交互型フッ素樹脂は、規則的な交互結合のため結合力が強い上、劣化しやすい結合箇所をなくすことで高い耐候性を発揮します。
さらには、劣化に強い無機成分(特殊強化剤)をフッ素結合に固着させることで、さらなる耐候性の向上性を実現しました。
超耐候性を有する理由②
塗料樹脂の劣化因子であるラジカルの発生を抑制する顔料を使用
一般塗料の白色顔料「酸化チタン」は、紫外線の影響を受けると塗料樹脂の劣化因子「ラジカル」を発生し、周囲の樹脂を破壊、劣化させてしまいます。超低汚染リファインMF-IRはこのラジカルによる樹脂の劣化を抑えるシールド層を有する高耐候型白色顔料を使用。これにより劣化の進行を抑えることが出来ます。
しなやかで強靭な塗膜
柔軟性と強度を兼ね備えた塗膜が下地の動きに対応し、表面にひび割れが起こりにくい
遮熱性
優れた遮熱性により室内の温度上昇を抑え、生活環境を快適に
太陽光の波長のうち温度上昇の原因となるのは近赤外線(波長:780~2500nm)。
超低汚染リファインMF-IRは特殊遮熱無機顔料の使用により、近赤外線を効果的に反射する塗膜を形成。室内の温度上昇を抑え、※
生活環境の快適化に貢献します。さらには、熱により塗膜が熱劣化するのを防ぎます。
※建物構造、遮熱構造、開口部(ガラス窓等)の大きさ・数によって温度変化の程度に差が出ます。
遮熱性のメカニズム
遮熱効果の高い、特殊遮熱無機顔料を使用
超低汚染リファインMF-IRは、一般的な塗料に使用されるカーボンブラックなどの顔料よりも日射反射率の高い「特殊遮熱無機顔料」を使用。
この特殊遮熱無機顔料が近赤外線を効果的に反射し、高い遮熱性を実現しました。
遮熱性比較試験
物件データ
福岡県
株式会社アステックペイントジャパン 第一工場
◎施工前 2015年5月22日 外気温 33.3℃
◎施工後 2015年6月12日 外気温 38.7℃
外気温は5.4℃上昇しましたが、施工した個所の表面温度は17.5℃低下しました。
遮熱保持性
優れた超低汚染性により、長期間にわたり遮熱効果を発揮し続ける、「遮熱保持性」を実現
一般の遮熱塗料は経年とともに付着した汚れが熱を吸収するため、徐々に遮熱効果が低下してしまいます。
超低汚染リファインMF-IRは、塗膜表面が汚れにくい超低汚染性を持つ塗料であるため、汚れによる熱の吸収を防ぎ、長期間経過しても、一般の遮熱塗料よりも遮熱性能を発揮し続けます。
遮熱保持性比較試験 防汚材料評価促進試験(Ⅰ)※1
塗膜表面をカーボンブラック分散水(排ガスの成分)にて汚染させた後、水で洗浄し、汚染前から洗浄後の日射反射保持率を計測しました。
その結果、超低汚染リファインMF-IRは他社の塗料と比較し、日射反射保持率が非常に高く、遮熱保持性に優れていることが実証されました。