EC-5000PCM(IR)
EC-5000PCM(IR)は「伸びる塗料」。
伸縮する塗膜が水の侵入を防ぎます。
EC-5000PCM(IR)は、外壁用防水塗料で約600%の伸縮性があります。
一般塗料では、外壁にひびが入ると塗膜も一緒に裂け、水が建物内に侵入してしまいますが
EC-5000PCM(IR)はこの伸び縮みする性質により、ひび割れに塗膜が追随し、水が浸水する隙間を作りません。

さらに、EC-5000PCM(IR)は、雨水の最大の侵入経路「目地部」を雨の侵入から守ります。
シーリング材の上にシリコン、フッ素、無機塗料などの硬質の塗料を施工すると、目地の動きに追随できず、塗膜にひび割れが生じます。
ヒビ割れ箇所からシーリング材に亀裂が入り、切断されると、水の侵入経路ができてしまいます。
対してEC-5000PCM(IR)は目地の動きに塗膜が追随するため、ひび割れは発生しにくく、水を侵入させません。
“水”は建物の様々な劣化の原因となります。
だからこそ、建物を守るには防水が非常に有効です。
外壁からの雨漏れは、住宅リフォームで最も多い不具合です。
水の侵入は住宅の寿命を縮めます。
外壁にひびは入っていませんか?
幅0.3mm以上のひびは『構造クラック』と呼ばれ、外壁材の裏面まで貫通している可能性があります。
小さなひびに見えても、水は毛細管現象でどんどん侵入します。
水は建物内部を腐食し、カビの繁殖により人の健康を害することもあります。
放っておけば大掛かりな改修が必要となってしまうことも。
内壁まで侵入した雨漏り
水により腐食した建物内部
防水という、”建物を保護する“メンテナンスで、
住宅の寿命を大幅に伸ばすことが出来ます。
日本の住宅寿命の平均は約30年。
イギリスと比べると著しく短い事が分かります。
その理由は、欧米では住宅を半永久的資産と考え、大切にメンテナンスをしているから。
日本の住宅も、早期に適切なメンテナンスで劣化要因を防ぎ、劣化箇所をきちんと補修すれば、寿命を伸ばすことが出来るのです。
防水性
EC-5000PCM(IR)の優れた防水性の秘密は
ピュアアクリル樹脂にあります。
ピュアアクリル樹脂とは?
一般的にアクリル樹脂塗料は、耐久性の低い塗料だと認知されています。
しかし本来アクリルはとても耐久性のある素材で、飛行機の窓や水族館の水槽にも使用されています。
アステックペイントでは独自の技術により、不純物を一切排除し超高分子のアクリルのみを使用した塗料の開発に成功。
住宅への水の侵入を防ぐピュアアクリル塗料を完成させました。
飛行機の窓
水族館の水槽
ピュアアクリル樹脂の伸縮の仕組み。
EC-5000PCM(IR)は、高分子量のアクリル(ピュアアクリル)が右図のように絡まりあった構造をしており、建物に動きが発生したときに、この絡まりが緩くなったり密になったりして追随します。
※右図の構造は伸縮性をわかりやすく伝えるためのイメージであり、実際には不規則に絡まりあっています。
可塑剤を含まないため伸縮性を長期間保持。
ピュアアクリル樹脂の伸縮性で一般の弾性塗料と比較して優れている点は、伸縮性が600%
と非常に高いことと、そしてその柔軟性が長期間維持されることです。
一般的な弾性塗料には塗膜を柔らかくするため可塑剤という成分が含まれていますが、塗膜内の可塑剤は3~5年で気化し、塗膜から抜けてしまいます。
こうなると、塗膜は硬化し伸縮性を失うため、防水の役割を果たしません。
しかし、EC-5000PCM(IR)は可塑剤を一切使用していないため、長期に渡って伸縮性を保持するのです。
遮熱性
近赤外線を効果的に反射・放熱し熱の侵入を防ぐ。
EC-5000PCM(IR),に含まれるナノセラミック粒子は、塗膜表面にあたる太陽熱を反射。
熱の侵入を防ぎ、表面温度を最大20℃、室内温度を最大5℃低下させます。
また塗膜内に吸収されてしまった熱もナノセラミックにより外側に放射されるので、蓄熱も防ぎます。
(左)一般塗料 (右)EC-5000PCM-IR
耐候性
フッ素樹脂塗料と同等の高い耐候性で
住宅を長期に渡って保護します。
期待耐用年数15年以上。
ECー5000PCM(IR)は、促進耐候性試験(スーパーUV)600時間をクリアー。
紫外線に曝されても長期に劣化しない耐候性を実現しました。
※あくまで試験環境下における実測値であり、耐候性を保証するものではありません。
実際の自然ばく露環境下では、下地の状態、施工方法、気象条件等により耐候性は異なる場合があります。
樹脂が大きく、紫外線に強い。
有機ガラス配合でさらなる耐候性を実現。
EC-5000PCM(IR)は耐候性をさらに高めるために、有機ガラス成分をブレンドしています。
ガラスには、窓ガラスなどに使用される無機ガラス(シリコン成分)と、カーポートなどに使用される有機ガラスがあり、塗料の耐候性向上には無機ガラス成分が使用されることもあります。
しかし、無機ガラス成分は高度が高く、ピュアアクリルの伸縮性を妨げてしまいます。
そこで、EC-5000PCM(IR)では伸縮性を妨げないために柔軟性のある有機ガラス(ポリカーボネート樹脂)を採用。
有機ガラスは、多くの樹脂の中でもピュアアクリルとの相性に優れており、2種類の樹脂を使用することで、隙間なく分子が配置され、塗膜が緻密になるため、より高い耐候性を実現しました。
有機ガラス(ポリカーボネート樹脂)とは?
有機ガラス(ポリカーボネート樹脂)は、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)の代表として、電気製品自動車など多くの工業製品に使用されております。
物理的耐性に非常に優れており、光・雨・温度の変化に耐え、衝撃に強く壊れにくい性質を持っています。
お客様の大切な家を、永く、快適に、美しく。
建物の長寿命化を実現するEC-5000PCM(IR)。
過酷な自然環境のオーストラリアで生まれたピュアクリスタル塗料。
アステックペイントのピュアクリスタル塗料は、日本の3倍の紫外線、乾燥、豪雪、塩害等、過酷な自然環境で知られるオーストラリアで誕生しました。
そのオーストラリアで、アステックペイントは愛され続け、国内で高評価を受けた製品に与えられるGECAマークを取得しています。
※Good Environmental Choice Australia
アステックペイントのEC-5000PCM(IR)
日本で販売しているピュアアクリル塗料EC-5000PCM(IR)は、日本の気候に合わせ改良が加えられた製品です。
EC-5000PCM(IR)は、前身となるピュアアクリル塗料から進化を遂げながら約20年にわたり使用されてきました。
建物の保護に最適な、優れた「防水性」と「耐候性」を備えた本塗料は建物用塗料として多くの支持を受けています。
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