外装リフォーム 成功マニュアル① ~はじめに~
外装リフォームを考え始めた人へ
外装リフォームによる効果と目的
厳しい外的環境にさらされるため、時間の経過とともに必ず劣化してしまう外装。
ここではなぜ外装リフォームが必要なのかを押さえておきましょう。
美観を保つこと・外装の保護で我が家を長く住めるようにする
美観
キレイな外観を保って愛着のある我が家に
新築のように美しい外観を取り戻したり、色を変えてイメージを変更することもできるリフォーム。
家の第一印象を決める場所だからこそ、こだわりたいですね。
外壁や屋根は家の顔
・いつも見えている
・家の印象を決める
常にきれいに保ちたい。
外装保護
まとめ
外装リフォームの目的は、見た目の美しさをよみがえらせる美観と家を守るための保護。
愛着を持ち、長く暮らし続けるために欠かせません。
コラム 塗料の成分と劣化のメカニズム
塗料を構成する4つの成分 配分量の違いで耐久性も変化
塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤」の4つの成分で構成される。
この4つが絡み合うことで、家を紫外線や雨から守る「塗膜」になります。
成分の配分量の違いで価格や耐久性も変化。
一般的に、樹脂が多い塗料ほど高価になりますが、その分、耐久性も高くなります。
塗料は安いだけで選ばないこと。耐久性が低く、すぐに塗り替えが必要になる可能性があります。
顔料
顔料は、それ自体が色を持つ粉末個体で、主に塗料の色彩などを形づくる成分。顔料そのものが私たちの目に塗膜として見えている。
樹脂
塗料の主成分である顔料だけでは塗膜として機能しません。樹脂は、顔料を膜として強固に密着させる働きを持つ。
また、樹脂の種類によって耐久性や性能も決まります。
溶剤
シンナーや水など、樹脂を溶かしたり、薄めたりするための透明な液体。
塗料を適正な粘度に調整したり、塗面の仕上がりをよくするために使用します。
添加剤
防藻、防カビ、低汚染、抗菌など、塗料の機能を向上させる補助薬品。
塗装の目的とする機能や用途に応じて、必要な添加剤を少量だけ混ぜ合わせます。
塗料の劣化を引き起こす 最大の原因は太陽光の紫外線
気温や酸性雨など、塗料を劣化させる要因はいろいろありますが、最も大きな原因は太陽の紫外線。
紫外線は塗料を塗った表面の0.1mm程度まで浸透し劣化させます。
塗料が劣化すると、顔料を結合している樹脂層も劣化し顔料の離脱が生じてきます。
この現象をチョーキングといい、触ると白い粉が付く現象です。
劣化の度合いは塗膜の成分によって異なります。
まとめ
塗料用樹脂の結合は、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素樹脂系の順で高くなり、耐光性も大きくなる。