築12年木造住宅、屋根:新生スレート瓦、外壁:窯業サイディング板
外壁 ボード部を中心に防水層の劣化が見受けられました。
特に、シーリング部は接合部にひび割れが多数発生しております。
防水層自体も経年劣化が見受けられるため、既存シーリングを剥がし、
新規の施工が必要です。外壁も一部変形・亀裂が見られます。
ほこり、コケ、チョーキングの粉をしっかり落とさないと、
どんなに良い塗料を使っても半年~1年で
剥がれてしまうことがあるので注意が必要です。
これは、塗料とほこりなどが付着してしまい、
しっかりと外壁面に塗料が付着しないために起こる初期不良です。
高圧洗浄でも全てのほこりなどを落とすのはできませんが、
下塗りが外壁や屋根自体に浸透するくらいになれば問題ありません。
外壁は1階がサイディング UVプロテクトクリヤー
2階がジョリパッド ファインパーフェクトトップです。
プラチナ無機塗料は通常2度塗りでいいのですが
屋根材・劣化状況によっては、3度塗りをお勧めしております。
今回は塗料の吸い込みを防ぐため、下塗りシーラーを行いました。
主に鉄部(トタン・屋根・鉄階段)などの汚れや塗装をする前に
錆びを落したり、錆びていなくても塗料の密着を良くするため傷
をつけることを言います。 専用のケレン用具(マジックロンやヤ
スリなど)や電動工具を使い錆を落とします。
FRPの表面にあるワックスの油膜成分をアセトンで拭き取ります。
しっかり取らないとプライマーを塗っても剥がれてしまうので、重要な作業です。
●完工写真
外壁 1階 日本ペイント UVプロテクトクリヤー
2階 日本ペイント ファインパーフェクトトップ ラジカル制御型
屋根 日本ペイント ファインパーフェクトベスト ラジカル制御型
付帯部 日本ペイント ファインパーフェクトトップ ラジカル制御型
バルコニー トップコート
シーリング 変性シリコンノンブリード